池田勇人さん・池田千瑞さん | 移住者インタビュー | 北海道七飯町移住応援サイト

移住者インタビュー

Iターン大阪府から移住

七飯は日照時間が長くて、
朝の時間がたっぷりあります。

池田勇人さん・池田千瑞さん(音楽家　自宅で音楽教室)

移住した経緯について教えて下さい。: 千瑞さん　私は函館の生まれで、中学2年生まで住んでいましたが、父の広島転勤の際に家族も移住しました。その為、現在実家は広島にあるんです。父は定年退職してから雪のない時期に広島と函館を往復しながら、函館で畑をしていました。20年ほどそんな生活をしていたのですが、コロナ禍後、父も高齢ということもあり、行き来するのが大変になってきたので、父の思い入れがある畑を私が引き継ぐ事になりまして移住しました。今でも父は元気に函館へ来ていますが（笑）
当初、私一人で移住しようと思っていましたが、息子も一緒に行きたいと言い出したので「私と息子は北海道に行くけどどうする？」と夫には聞きました。最終的には家族で移住するのですが、夫が大阪で楽団の理事をしていたので直ぐに決断できず2年ほどかかりました。

七飯町に決めた理由は？: 千瑞さん　最初は函館に移住しようと思い調べていました。そのなかで幼少の頃、アウトドア好きな父に大沼へ連れて行ってもらっていたり、駒ヶ岳の風景が好きだったのを思い出し、函館ではなく七飯に住もうと決めました。時期的には息子が中学入学のタイミングでこちらへ移住しました。

七飯町の魅力について教えて下さい。: 千瑞さん　大沼のワカサギ釣りが楽しかったです。それをアップしたSNSの投稿でも好評でした。今後、七飯ではウインタースポーツの環境も充実しているのでやってみたいと思っています。

勇人さん　冬、函館へ行くと雪が多くて大変だなと思ったんですが七飯は少なく、除雪にも力を入れている街なので住みやすく感じました。

七飯町に移住してきて良かったことは？: 勇人さん　活気が出てきた春に来て、いまは八百屋さんとかに地物がわんさか出る時期となり、今のところ快適以外無いです（笑）近くに野菜の直売所もあって、行きつけが3〜4軒はあります。
それ以外でも、函館の隣街なんで車で行けばある程度の物が何でも揃うんで不自由はしていません。
大阪に比べると日照時間が長くて、朝5時前から犬の散歩をし、子供を学校へ送り出しても朝の時間がたっぷりあります。その分夜は早く寝ちゃいますけど（笑）
高台の街なんで眺めもいいです。散歩していても函館湾の方まで見えるのでとても心地の良い場所です。

移住してきて困ったことは？: 千瑞さん　仕事の面では以前は楽団の仕事をしていたので独立して何か作っていかなければならないという不安はありましたけど、性格的に「なんとかなるわ！」というところがあったので問題ありませんでした。（笑）

勇人さん　大阪に比べお店が閉まるのが早いですね。演奏会後、食事をしようとすると飲食店が開いていないという事がありますが、それ以外特に無いです。また、普段車で移動してるんですが、公共交通機関のバスの本数が少ないので『それを逃さないかな』とかドキドキしたことはあります。

移住の際に活用した制度はありましたか？: 千瑞さん　七飯町が「お試し移住制度」を始めて、私たちが最初の活用者でした。子供の頃は楽しいだけの雪が大人ではどうなんだろう？　という心配があったので冬を体験したくて、お正月休みに2年連続で制度を活用しました。1年目は雪が多く、2年目は少ない年で色んな冬を体験できました。

これから移住を検討している方へ

千瑞さん　音楽と体操でのコラボを地元の方としています。大中山コモン（多目的施設）での地域サロンにおいて、皆さんが体操するところで演奏しました。
まだまだ何かやれる事がある町なんじゃないかなと思います。一人じゃ何も出来ないから、移住者に限らず七飯町の方々と一緒に協力して“より良い七飯町”にしていけたらいいなと思っています。　

勇人さん　今、全国的に吹奏楽などの高校・中学のクラブ活動の地域移行という話が出ています。道南では、プロの活動が少ない代わりにプロとは名乗っていない音楽家の活動が大変盛んで、仕事をしながらクラシック音楽をやっている方が多くいます。そんな土壌がある七飯町は地域移行のモデルケースになれる様な場所なのではないかと思っています。
子供達がクラシック音楽に触れる機会を無くさない様にする為にも、横の繋がりや行政との繋がりを持って音楽の文化を継承して行きたいと思います。

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