火の鳥(本町地区)

火事の前兆は・・・

江戸時代の天保9(1838)年、5月終わりの日の夜、七重村で神社に仕える菊池遠江(きくちとうのうみ)という人が、いままでに聞いた事のない、とても気味の悪い鳥の鳴き声を聞きました。その家にとどまっていた津軽(つがる)の客が、「あれはたしか火の鳥の声に違いありません。あの鳥の声がすると、必ずどこか近くで火事があるのです。」と不安そうに言いました。

その夜遅く・・・、八五郎という人の家から火が出て全部焼けてしまいました。火の鳥の話を聞いた村人たちは、「火の鳥のしわざか。もう二度とこの村には来てほしくない。」と、恐ろしそうに話し合ったといいます。

「ななえの歴史と伝説」より