令和4年2月の新刊・新着図書のご案内
大人向けの本
- peeps hakodate February 2022 vol,99(函館蔦屋書店株式会社)
- 通訳者たちの見た戦後史 月面着陸から大学入試まで(株式会社 新潮社)
- 砂戦争 知られざる資源争奪戦(株式会社 KADOKAWA)
- はじめて学ぶ環境倫理 未来のために「しくみ」を問う(株式会社 筑摩書房)
- 昆虫館スタッフの内緒話 昆虫館はスゴイ!(repicbook(リピックブック)株式会社)
- 戦争とバスタオル(株式会社亜紀書房)
- 日本のすごい森を歩こう(株式会社 二見書房)
- 門別郷土史調査研究報告書第五輯 門別余話(門別町郷土史研究会)
こども向けの本
- はじまりは たき火 火とくらしてきた わたしたち(福音館書店)
- 天動説の絵本 ―てんがうごいていたころのはなし―(福音館書店)
- 科学絵本「かがくのとも」通巻636号「チューリップ きゅうこんとたね」(福音館書店)
おすすめの1冊
『戦争とバスタオル』
表紙はやわらかなイラストの中に「ガスマスク」がいる。タイトルは『戦争とバスタオル』。穏やかなようで穏やかではない。 そう、この本は戦争に関係する風呂をノンフィクションライターの安田浩一さんと文筆家でイラストレーターの金井真紀さんが 複眼で負の歴史が色濃く残る地を訪ね、人に出会い、もちろん風呂に入り、当時の社会や関わった人々の心に寄り添い実直に記録している本だ。 特に印象に残ったのは、第5章うさぎ島の毒ガス兵器。かつて陸軍の毒ガス工場があった小さな島の消してはいけない事実が切実に伝わってくる。 是非、一読を。