令和3年10月の新刊・新着図書のご案内

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職員のいちおし

『青函トンネル物語』 

 

青函トンネルは1988年3月に開通した。トンネル自体の長さは世界一。延長は53.85㎞ある。1946年に地質調査を開始し、 先進導坑の貫通までは様々な紆余曲折があった。1954年、国鉄の青函連絡船が沈没した洞爺丸事故を契機に建設が促進された が4回の大出水事故や困難を極めた海底ボーリング、最初は10年で掘れると試算し、吉岡(北海道)側の地元採用は20名で始めたとかと、 その苦労は当時の工事関係者からの証言で十分に伝わる。北海道新幹線は青函トンネルをおよそ20分で通過する。 あっという間の時間に思いを馳せて乗ってみたいと強く思った本。