令和3年1月の新刊・新着図書のご案内
大人向けの本
- peeps hakodate January 2021 vol,86 (函館蔦屋書店株式会社)
- 地域学をはじめよう (株式会社 岩波書店)
- 花と昆虫、不思議なだましあい発見記(株式会社 筑摩書房)
- 街角図鑑 街と境界編(実業之日本社)
- 日本習合論(㈱ミシマ社)
- なくなりそうな世界のことば(株式会社 創元社)
- おいしい昆虫記(株式会社ナツメ社)
- 4コマで日本史 日本をみなおす50の視点(株式会社 山川出版社)
- 古代史マップ 世界を変えた帝国と文明の興亡(日経ナショナル ジオグラフィック社)
こども向けの本
- ゆきのけっしょう(株式会社 岩崎書店)
- コミック版 日本の歴史19 大化の改新 歴史を変えた日本の戦い(株式会社ポプラ社)
- コミック版 日本の歴26 戦国人物伝 細川ガラシャ(株式会社ポプラ社)
職員のいちおし
『日本習合論』 内田 樹
日本文化の本態は「雑種」である。とまえがきで著者は言う。6世紀に仏教が到来し、神仏の共生が1,300年ほども続いたのに 宗教的な伝統が政令ひとつで途絶する。なぜ神仏習合の雑種文化は消えてしまったのか?。 そこには事大主義の再来や自らの宗教に関わる変化に 議論せずに歩んできた歴史もある。著者は習合というのは、破壊しない、排除しない、両立し難いものは無理やり両立させることだと言う。 宗教の他にも農業や民主主義などを取り上げてわかりやすく説く。第7章ポスト・トゥルースの時代の説明は、かなり腑に落ちるはずだ。