令和2年11月の新刊・新着図書のご案内

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職員のいちおし

『現代手芸考 ものづくりの意味を問い直す』

 

手芸をテーマに研究をしたかなり異色な1冊。現在は手芸のマーケットは自由な市場を形成し、多くの人が手軽に安価でセンスの良いものを購入できる時代ですが 「手芸」という言葉で総称されるのは、明治に入り女子教育に取り入れられてからだそう。やがて高度経済成長の時代に入ると、 第2次手芸ブーム、2000年代は第3次とブームになります。その背景には様々な理由がありジェンダーの視点や災害後の復興支援など、 手芸を論考する上での6つの視点をあげアプローチしています。じっくりとていねいに読みたい本です。