平成30年8月の新刊・新着図書のご案内

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職員のいちおし

『「青」の民俗学 地名と葬制』

 

著者は異色の経歴の持ち主。元共同通信社の記者で、退職後は魚市場で働きながら民俗研究を行った。 山窩(サンカ)と呼ばれる漂泊の生活をおくっていたとされる人々の調査や猿まわしの歴史など正史には登場しない民俗の調査や取材を続けています。 この本で著者は、日本語の「青」が、古い時代に墓地や葬地を意味する言葉だという過去の研究から、地名による分析という手法をとり、核心へと導きます。 特定の色と地名との関連性を見出した興味深い本です。