平成30年8月の新刊・新着図書のご案内
大人向けの本
- peeps hakodate August 2018 vol,57(函館蔦屋書店株式会社)
- 美術手帖 アートと人類学(株式会社美術出版社)
- 英国王立園芸協会とたのしむ 植物のふしぎ(河出書房新社)
- 「青」の民俗学 地名と葬制(河出書房新社)
- カラー版 妖怪画談(岩波書店)
- 幕末維新を生きた旅の巨人 松浦武四郎 -見る、集める、伝える- 図録(株式会社勝海毎光風社)
- 北斗市の文化財(北斗市教育委員会)
- 第2次世界大戦末期津軽海峡で撃沈された津軽丸通信掛藤井熙氏の漂流記録(函館空襲を記録する会)
- アイヌ文化に活きる植物(美幌博物館、美幌町郷土史研究会)
- 歴史と戦争(幻冬舎)
- ビジュアル 北海道の美術100年(財団法人 道銀文化財団)
こども向けの本
- コミック版 日本の歴史13 幕末・維新人物伝 吉田松陰と高杉晋作(ポプラ社)
- セミたちの夏(小学館)
職員のいちおし
『「青」の民俗学 地名と葬制』
著者は異色の経歴の持ち主。元共同通信社の記者で、退職後は魚市場で働きながら民俗研究を行った。 山窩(サンカ)と呼ばれる漂泊の生活をおくっていたとされる人々の調査や猿まわしの歴史など正史には登場しない民俗の調査や取材を続けています。 この本で著者は、日本語の「青」が、古い時代に墓地や葬地を意味する言葉だという過去の研究から、地名による分析という手法をとり、核心へと導きます。 特定の色と地名との関連性を見出した興味深い本です。