高浜虚子・阿部慧月師弟句碑(大沼婦人会館敷地内)
昭和14年5月23日、当時日本銀行函館支店に在勤の五女、晴子の女婿高木餅花家に前年12月長男が誕生し、この孫に会うため虚子は夫人と共に来函していた折、大沼にも来遊し高木餅花、高木晴子、高浜章子、内藤松籟、阿部慧月と共に旅館「湖月」にて家庭的小句会を行った。
昭和55年6月15日、第22回北海道ホトトギス俳句大会が大沼公園婦人会館にて開催され、函館ホトトギス会員石山香甫の篤志により虚子句碑建立の議が起り、その際の衆議により阿部慧月を加えてこれを師弟句碑としました。
駒ヶ嶽聳えてここに沼の春 (虚子)
島々の若葉の色の皆違ふ (慧月)
虚子の大沼吟行の際に詠まれたこの二句を刻んだ石碑は、大沼公園駅近くの大沼婦人会館敷地内に建立されている。