佐藤二柳句碑(大沼森林公園内)

この句碑は、昭和59年9月23日、教職の仲間や師弟達の熱意により佐藤二柳が教員として勤務していた大沼に建立されました。
彼は大沼を題材とした句を昭和27年から昭和56年の間に十二句詠んでおり、この「山雨去り山雨又来る沼の秋」は昭和50年に詠まれた句です。

  佐藤二柳は青森県野辺地で生まれ、函館師範学校を卒業、大沼小学校に勤務していた頃に松田撫松に俳句を勧められ、俳句の道に入ります。その後は「美能郎句会」
「ホトトギス」等多くの吟社に属し、昭和27年には「銀杏句会」を創設、主宰となりました。
 俳誌「白魚火」同人としても、道南俳壇の重鎮として活躍された人物ですが、昭和57年に逝去されました。