明治天皇御駐蹕の碑(七重小学校)
明治天皇が明治9年東北ご巡幸の際に初めて北海道に上陸し、七重勧業試験場(七重官園)へも行幸されたことを記念して大正15年に倉澤浩夫ら29名の有志によって建立された石碑です。
明治9年7月17日、明治天皇は函館の行在所を出発され、五稜郭、裁判所等のご巡幸の後、七重村にいらっしゃいました。七重村にて七重官園内で栽培された大豆畑、苗木畑等を巡覧された後、試験場でご昼食をとられました。そのとき、七重官園において作られたミルク、チーズ、アイスクリーム、ハム、いちご等を献上したと昭和51年発行の「七飯町史」には書かれています。
また、明治天皇は明治14年のご巡幸の際にも七重官園を訪れており、当時の七重官園への関心の高さが伺えます。
石碑は現在も、七重勧業試験場(七重官園)事務所のあった七重小学校グランドの片隅で佇んでいます。